将棋の最年少棋士・藤井聡太七段(16)が10月31日、今泉健司四段(45)に107手で勝利し一次予選を突破、二次予選進出を決めた。午前中に村田顕弘六段(32)に勝利し、1日で2勝。通算成績でも114局で97勝17敗、勝率.851とし、通算100勝まであと3勝と迫った。対局後、藤井七段は「こちらの攻めがつながるかという将棋でした。(去年は一次予選で敗退し)去年より1つ上に進むことができたので、ここから一局でも多く指せるように頑張りたいなと思います」と語った。
棋聖のタイトルは現在、8大タイトルのうち唯一2つのタイトルを持つ豊島将之二冠(王位、棋聖=28)が保持している。挑戦権を得るには一次、二次予選を勝ち抜き、シード棋士を含む16人による決勝トーナメントを勝ち抜くことが必要となる。藤井七段は二次予選6組の2回戦から登場。大石直嗣七段(29)と対戦する。同組には斎藤慎太郎王座(25)、久保利明王将(43)がいる激戦区になっている。
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