メーカー推薦とファン投票により「Abema TV World Challenge」の檜舞台への出場権を得たウッチーこと内山幸也。霞ヶ浦・北浦水系で行われたラウンド1では、フロッグでのトップウォーターゲームにこだわった結果持ち前の爆発力に欠け、結果は4位と奮わなかった。しかしラウンド2は本人もガイドをしているホームの琵琶湖。得意とするベジテーションエリアでのビッグバスゲームに彼がセレクトしたのは、本場アメリカで学んできたパンチングというスタイルだ。
ウィードマットに潜むバスに対し、1ozを超すヘビーウェイトのシンカーをセットしたテキサスリグ。さらにPEラインを巻いたハイギアのベイとリールをセットしたパワフルなヘビーアクションロッドで分厚いウィードマットを貫通させ、ヒットさせたビッグバスをそのまま強引にウィードの中から引っこ抜くという豪快な釣りだ。
その狙いが見事に的中した内山は、午前中にリミットを揃え6000グラムを越えるウエイトでロケットスタートを切った。一時、片岡選手に逆転されるもの、終了間際2キロオーバーのキッカーフィッシュをウィードから引きずり出してDAY1が終了。
結局この日も終始こだわりのパンチングを押し通し、8590gという驚愕のハイウエイトでラウンド2の初日を制し、絶叫した。ただ釣るだけではなく、こだわりの釣りでいかにエキサイティングなゲームを展開するか、唯一アメリカでのトーナメントトレイルを経験している彼だからこその強く、そして魅せるスタイルの本領発揮となったラウンド2/DAY1。
戦いを終えた内山は「嬉しい。流れは来ているので、(DAY2では)絶対に2位に入る。楽しいなぁ、トーナメントって」と来る運命の戦いに向けて声を弾ませた。
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