11日に行われた大相撲九州場所の一日目、関脇・逸ノ城(湊)と前頭三枚目・錦木(伊勢ノ海)の一番でそれは起きた。
立ち合い張っていった逸ノ城だったが、上手くおっつけた錦木の反撃に遭い、一転して土俵際へ追い込まれる。そこから右をおっつけ、左の上手を取り返した逸ノ城は反転攻勢に出る。巨体を預け、ジリジリと前へ出ると、最後は万全の形で錦木を寄り切った。
力の入ったこの一番に、AbemaTVで実況を務めていた高橋大輔アナウンサーは「227kgの巨体が前に出ていく。最後は壁となって……寄り切り」と興奮気味に状況を伝えた。
興奮覚めやらぬ高橋アナは、リプレー映像が流れた際、「227kgと組んで寄られることを想像すると、少しゾッとしますね」とコメント。さらに解説を務めた元小結・旭道山に対して「力道山さん、張り差しを狙っていきましたね」と名前を誤って話すと、旭道山は「はい力道山です。いや、旭道山です」と苦笑いを浮かべながらも「逸ノ城が右の腕を返した。この時、錦木がおっつければ良かったんですけどね。脇を開けっ放しは良くなかった」と真摯な解説対応を披露。
「あ、すみません」と反省しきりの高橋アナ、さらに旭道山のやり取りを聞いた視聴者からは「高橋アナ、それはないわw」「旭道山さん、素敵」「力道山ってw」などの反応が寄せられていた。
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