11日に行われた大相撲九州場所の一日目、関脇・逸ノ城(湊)と前頭三枚目・錦木(伊勢ノ海)の一番でそれは起きた。
立ち合い張っていった逸ノ城だったが、上手くおっつけた錦木の反撃に遭い、一転して土俵際へ追い込まれる。そこから右をおっつけ、左の上手を取り返した逸ノ城は反転攻勢に出る。巨体を預け、ジリジリと前へ出ると、最後は万全の形で錦木を寄り切った。
力の入ったこの一番に、AbemaTVで実況を務めていた高橋大輔アナウンサーは「227kgの巨体が前に出ていく。最後は壁となって……寄り切り」と興奮気味に状況を伝えた。