<大相撲九州場所>◇四日目◇14日◇福岡・福岡国際センター
前頭十五枚目の明生(立浪)が前頭十六枚目・荒鷲(峰崎)を豪快な小手投げで宙に浮かせて3勝目を挙げた。
立ち合い荒鷲の右の腕を抱え込んだ明生は、下がりながら豪快な小手投げを決めた。その瞬間、荒鷲の体はくるりと1回転しながら、背中から土俵に落ちた。荒鷲の体が豪快に宙を舞うと館内から大歓声が上がったが、投げを打った明生の右ひじがほぼ同時に土俵についたこともあり、審判員からすぐさま物言いがつけられた。
AbemaTVで解説を務めていた元前頭・若兎馬は「(荒鷲の)体が飛びましたね」と短くコメント。しばしの協議を経て、元大関・武双山の藤島親方が「明生のひじが土俵についていたが、その前に荒鷲の体が返っていた」と行司軍配どおり明生の勝ちをアナウンスすると、力の入る一番に館内はさらなる大歓声に包まれた。
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