羽生善治竜王、最年少・史上最速2000局達成に勝利で花「自分なりに一歩一歩前進したい」 羽生善治 2019/10/24 22:17 拡大する 将棋の羽生善治竜王(48)が11月21日、阿久津主税八段(36)と順位戦A級5回戦で対局し、79手で勝利した。この対局で史上7人目となる通算2000局を達成。48歳1カ月25日、四段昇段後から32年11カ月3日での達成は、谷川浩司九段(52歳4カ月29日・37年8カ月15日)を抜いて最年少・史上最速となり、大台達成に自らの勝利で花を添えた。 佐藤天彦名人への挑戦権をかけた順位戦A級は、豊島将之二冠が5戦全勝で単独トップ。これを追っている羽生竜王は、阿久津八段を終始圧倒。今期の成績を4勝1敗とし、昨年に続く挑戦権獲得に向けて、豊島二冠をぴったり追走する格好になった。残り5戦で、羽生竜王は豊島二冠との直接対決(8回戦・先手)を残している。対局後、羽生竜王は「加藤先生の記録(2505局)はまだまだはるか遠く。自分なりに一歩一歩前進していければいいなと思います」と語った。 続きを読む