<大相撲九州場所>◇十二日目◇22日◇福岡国際センター
時間いっぱいになると大量の塩をまくことで知られる十両五枚目・照強(伊勢ヶ濱)が、取組の最中に後頭部を塩の山に突っ込み、まるで白髪のように真っ白になるハプニングが起こった。
昭和の力士では水戸泉(現・錦戸親方)が、手のひらいっぱいに盛った塩を豪快にまいたことから「ソルトシェイカー」という呼び名がついていたが、現在の相撲界でソルトシェイカーと言えば照強。この日も右手にどっさりと塩を盛ると、土俵外まで飛ぶほど豪快にまいた。
十両の優勝争いのトップを走っていた照強がこの日対戦したのは十両・十四枚目の友風(尾車)。立ち合いから低くもぐりこんだ照強だったが、徐々に上体を起こされると、最後は体格に勝る友風の寄りに耐えられず、土俵際でごろりと転がった。
ハプニングが起きたのはこの後。仕切りの際にまく塩は、土俵の角にあるかごに入れられているが、転がった照強の後頭部が、塩にボスッ!起き上がってみると、まげの下部分が真っ白になっていた。これには中継していたAbemaTVの視聴者から「真っ白だ」「白髪みたい」「塩大好きw」といったコメントが飛び交っていた。
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