<大相撲九州場所>◇十二日目◇22日◇福岡国際センター
前頭七枚目・松鳳山(二所ノ関)が前頭五枚目・千代大龍(九重)を寄り切りで下し、8勝4敗で勝ち越しを決めた。
どちらも相撲界の中ではコワモテで知られるが、迫力ある表情でにらみ合ってからの立ち合いから、相撲は一気に激化。松鳳山からはアッパー気味の強烈な張り手が1発、2発と繰り出されると、これに千代大龍も逆襲。コワモテ対決にふさわしい取組になった。ここから一転、松鳳山が両差しになると、体の大きな千代大龍は両脇でがっちり抱え込み、しばらく両者の動きが止まった。その後、千代大龍が前に出ようとしたところを、松鳳山がうまく体を入れ替えて、そのまま寄り切った。