将棋の竜王戦七番勝負第4局が、京都府福知山市内の「福知山城」で11月24日、始まった。防衛すればタイトル通算100期に到達する羽生善治竜王(48)が2勝、初の竜王位を目指す広瀬章人八段(31)が1勝し、今回は広瀬八段の先手番。シリーズの命運を分ける大事な一局だ。
 連勝スタートだった羽生竜王は、第3局でも優位に対局を進め、一気に3連勝かと思われたが終盤の逆転劇で広瀬八段が一矢報いた形となった。今回は広瀬八段の先手番で行われるだけに、広瀬八段はタイに戻したいところだ。一方、羽生竜王は勝利すればタイトル100期に王手をかけることになる。両者はこれまでに26回対戦があり、17勝9敗で羽生竜王が勝ち越している。