将棋の竜王戦七番勝負第4局が11月25日、京都府福知山市内の「福知山城」で再開した。今シリーズで防衛すれば、2期連続9期目の竜王位とともに、タイトル通算100期という大偉業を達成する羽生善治竜王(48)と、初の竜王位を目指す広瀬章人八段(31)の戦いは、羽生竜王が封じた66手目から再開した。
 今回のシリーズは第1、2局と羽生竜王が連勝。先手番で迎えた第3局も羽生竜王優勢で終盤に突入したが、ここから広瀬八段が逆転勝利。羽生竜王からすれば、一気に大偉業に王手をかけられたところを逃しただけに、今回こそ勝利したいところだ。両者はこれまでに26回対戦があり、17勝9敗で羽生竜王が勝ち越している。