世界に衝撃を与えた、アメリカ在住のサウジアラビア人記者・カショギ氏殺害事件について、米メディアは「"CIAがサウジアラビアのムハンマド皇太子が殺害を命じた"と結論づけた」と報じた。
 報道によると、CIAは皇太子の弟で駐米大使のハリド王子とカショギ氏の電話を独自に傍受。そこでは結婚手続きの書類を求めるカショギ氏に対し、ハリド王子が「(トルコの)イスタンブールのサウジアラビア総領事館に行って受け取るのがいい。安全だ」と話しているといい、それがムハンマド皇太子からの指示だったというのだ。これについてジョン・ブレナン元CIA長官は「ムハンマド皇太子の個人的な承認なしで実行することは考えられない。皇太子は今、CIAの綿密な調査に耐えられる言い訳を考えているはずだ」と指摘している。