日本プロ麻雀連盟の最高峰タイトル「鳳凰位」へとつながる第35期鳳凰戦A2リーグの第9節D卓が11月28日、東京都・夏目坂スタジオで行われ、西川淳が卓内トップを取り、リーグ4位ながら上位2人の昇級に向けて、さらにポイントで接近した。

前節を終えて暫定4位で対局に臨んだ西川は1回戦3着、2回戦2着、3回戦2着と我慢を続けると、最終4回戦で待望のトップ。26ポイントを加算して、リーグ2位の前田直哉にわずか9.2ポイント差まで迫った。リーグ戦は250ポイントを超えている首位の山田浩之が頭ひとつ抜け出た格好で、残り1枠の昇級枠を猿川真寿、西川、ダンプ大橋らが競り合う展開に。西川は「最終節を上位卓で戦えるように、次節も勝ちを目指します」と語ったように、残り2節でまだまだ激しい戦いが繰り広げられそうだ。
【試合結果】
1位 西川淳 +26.0
2位 佐々木寿人 +27.7
3位 古橋崇志 ▲31.3
4位 藤原隆弘 ▲22.4
◆鳳凰位 日本プロ麻雀連盟のタイトルの1つで、30年以上の歴史がある同連盟最高峰タイトル。A~Eまで計11のリーグに分かれている。A1は12人で行われ、上位3人が前年度の鳳凰位と半荘16回戦でタイトルを争う。
◆日本プロ麻雀連盟 1981年に設立。森山茂和会長。ベテラン・中堅・若手と各大会・メディアで活躍するプロが多数所属する。現在の所属プロは業界最大規模となる600人以上。2016年に行われた「麻雀プロ団体日本一決定戦」でも優勝した。主なタイトル戦は鳳凰位、十段位、麻雀グランプリMAX、王位戦、麻雀マスターズ、女流桜花、プロクイーンなど。
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