将棋の対局番組で、実際に対局している2人に負けないくらい存在感があるのが、解説・聞き手だ。盤上の局面を的確に視聴者に説明する解説がいる一方で、視聴者が求めている疑問、さらには番組の雰囲気までコントロールする聞き手は、主に女流棋士が務めることが多い。貞升南女流初段も、そんな聞き手を務める1人だが、視聴者向けの仕事に中でも「気になる手は積極的に聞くようにしています」と、自分を高めるチャンスと捉えている。