日本プロ麻雀連盟の最高峰タイトル「鳳凰位」への挑戦権を争う、第35期鳳凰戦A1リーグの最終第12節B卓が12月17日、東京都・夏目坂スタジオで行われ、伊藤優孝が快勝し、上位3人による決定戦進出に望みをつないだ。

12人のリーグ戦で、上位3人が決定戦への出場権を得るが、前節終了時点で伊藤は暫定6位。ポイントでは暫定3位の吉田直に約120ポイント離されていた。それでも1回戦でトップ、2回戦と2着とポイントを重ねた。3回戦こそラスを引いたものの、4回戦では6万点を大きく超える大トップ。順位を暫定4位にまで上げ、決定戦進出は最終のC卓の結果待ちとなった。「決定戦は難しいかと思いますが、また来年A1で戦えるので最年長として頑張ります」と、控えめに朗報を待つ構えだった。
【試合結果】
1位 伊藤優孝 +86.7
2位 瀬戸熊直樹 ▲20.5
3位 古川孝次 ▲32.8
4位 和久津晶 ▲33.4
◆鳳凰位 日本プロ麻雀連盟のタイトルの1つで、30年以上の歴史がある同連盟最高峰タイトル。A~Eまで計11のリーグに分かれている。A1は12人で行われ、上位3人が前年度の鳳凰位と半荘16回戦でタイトルを争う。
◆日本プロ麻雀連盟 1981年に設立。森山茂和会長。ベテラン・中堅・若手と各大会・メディアで活躍するプロが多数所属する。現在の所属プロは業界最大規模となる600人以上。2016年に行われた「麻雀プロ団体日本一決定戦」でも優勝した。主なタイトル戦は鳳凰位、十段位、麻雀グランプリMAX、王位戦、麻雀マスターズ、女流桜花、プロクイーンなど。
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