将棋界の最年少棋士・藤井聡太七段(16)が1月8日、新年初対局となる順位戦C級1組9回戦で、富岡英作八段(54)と対局中だ。ここまでの8回戦(うち1回は抜け番)で7戦全勝の藤井七段は、この対局に勝てば中原誠十六世名人が持つ順位戦連勝記録「18」に並ぶことになる。
藤井七段は、昨年のC級2組で10戦全勝を決めて一期抜け。昇級した今期もここまで負けなしの7連勝で、この対局を含めて3連勝すれば、文句なしの2期連続一期抜けを達成する。現在、7戦全勝は藤井七段、師匠の杉本昌隆七段、近藤誠也五段の3人で、上位2人が昇級するため、師匠との「師弟昇級」についてもファンの注目を集めている。対局の持ち時間は各6時間で、藤井七段の先手番。