2019年の初日を迎えたプロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2018」1月7日の1回戦で、KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)が自身9勝目、チーム15勝目を挙げた。このトップでMリーグ初の4連勝、さらにはMリーグ初となる8万点超え(100ポイント超え)と記録尽くめの勝利となった。
対局者は起家からKONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)、セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)、TEAM雷電・黒沢咲(連盟)、EX風林火山・二階堂亜樹(連盟)。
年明け一発目のMリーグ、佐々木は著名人、麻雀プロ総勢24人が参加した24時間の麻雀バトル「新春オールスター麻雀大会2019」の対局内容がよかったから「お前が行け!」と前原雄大(連盟)からこの日の先発を託されていた。
まずは東1局、親番でリーチ・一発・ツモ・赤で1万2000点をアガった佐々木は、東2局1本場で8000点(+300点、供託1000点)を加点し東場を4万点台のトップで折り返した。
親番の南1局4本場では、国士無双に向かう茅森とドラポンの黒沢が攻めて来る中、タンヤオ・平和・赤2の満貫テンパイながら、リーチに行きたい気持ちを抑えてヤミテンに構え、1万2000点(+1200点、+1000点)を着実に加点した。
さらに南1局5本場、今度は安め出アガリ満貫の手を、勝利を不動のものとするべくリーチを即決。これをリーチ・ツモ・タンヤオ・平和・三色同順・赤2で倍満2万4000点(+1500点)にまで仕上げ、視聴者も「行こうぜ、ヒサト、10万点」「魔王の生還」「鬼だ!」「コナミきたー」「鳥肌たつね」と大興奮だった。
その後もチームコンセプトである「きちんとアガってきちんと放銃」を貫き、終わって見れば8万点オーバーで+101.7と一撃で3ケタとなるプラスポイントを叩き出し、Mリーグ最多獲得ポイントをマーク。
一時はマイナス400オーバーの最下位でどん底を味わったKONAMI麻雀格闘倶楽部は、“魔王”とも称される圧巻の攻撃スタイルを誇るエース・佐々木が“大魔王”となって這い上がり、チームも個人も総合3位に浮上。プレーオフ争いに堂々と名乗りを上げた。【福山純生(雀聖アワー)】
【1回戦結果】
1着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)8万1700点/+101.7
2着 EX風林火山・二階堂亜樹(連盟)1万1100点/▲8.9
3着 セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)9700点/▲30.3
4着 TEAM雷電・黒沢咲(連盟)-2500点/▲62.5
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆大和証券Mリーグ2018 7チームが各80試合を行い、上位4チームがプレーオフに進出するリーグ戦。開幕は10月で翌年3月に優勝チームが決定する。優勝賞金は5000万円。ルールは一発・裏ドラあり、赤あり(各種1枚ずつ)。また時間短縮のために、全自動卓による自動配牌が採用される。
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