<大相撲初場所>◇四日目◇16日◇東京・両国国技館
前頭十枚目・阿炎(錣山)が師匠譲りの突っ張りを22発繰り出し、相撲巧者で知られる前頭九枚目・遠藤(追手風)を押し倒しで下し、今場所の成績を3勝1敗とした。
阿炎の師匠・錣山親方(元寺尾)と言えば、回転のいい突っ張りと素早い動きが特徴的だった人気力士。得意技を継承した阿炎は、この日も立ち合いから諸手突きで攻め立てた。身のこなしがしなやかな遠藤がなんとかしのぐが、引き技を見せることなく、とにかく突くこと22発。土俵際で体勢を崩した遠藤に対して、最後は体ごと押すような形で押し倒した。
人気力士同士の熱戦ということもあり、館内からは大歓声が沸き起こっていた。
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