「CTO、譲ります」――ある企業の“人事発表”が話題になっている。
dely株式会社のCTO(最高技術責任者)兼執行役員である大竹雅登氏は17日、SNSで「『クラシル』のCTO、譲ります」と発表した。「クラシル」は、2016年2月にサービスを開始したレシピ動画紹介サービスで、アプリのダウンロード数は1500万を突破するなど人気を集めている。
大竹氏は18歳でiPhoneのアプリ制作に没頭し、海外でインターンを経験。2014年、20歳で「クラシル」運営会社を共同創業し、2017年にはTechCrunch主催の「CTO of the year」を受賞した。
CTOを譲る理由について大竹氏は「クラシルおよび会社の更なる成長のため、『コマース事業の立ち上げ』にフルコミットする」と説明。CTOの権限は「開発組織のマネジメント・採用戦略・技術投資に関する全ての意思決定権」「エンジニア採用・技術投資・企業PRを目的とする予算全体の決済権」だということだ。
大竹氏の決断に、サイバーセキュリティークラウド代表取締役の大野暉氏は同じ創業者の立場から「クラシルのようにダイナミックに成長している会社では、新しくやりたいことやポジションが早いスピードで変化していく。経営者として会社が最も早く成長するために意思決定をするのは素晴らしいことだと思う」と見解を述べた。
なお、「クラシルのCTO」にはすでに20名ほどの応募があるという。
(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)
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