東洋経済オンラインが17日に掲載した「『たばこ休憩』を不公平と思う人に欠けた視点」という記事が物議を醸している。
「『たばこ休憩=仕事をしていない』という社会通念に対し、法的観点や昨今の働き方改革などを踏まえ、中立的な立場で考察した」というこの記事。内容を一部抜粋すると、「勤務時間中にタバコを吸うことは例外なく『休憩』なのか?コーヒーを飲む社員は『職務専念義務違反』で処分されない。なぜタバコを吸う社員だけが目の敵にされるのか?」「自分のデスクにいればイコール仕事をしているのか?休憩の回数で人事評価を決めるのではなく、アウトプットの量や質で評価したほうが良いのでは?」などとしている。
喫煙やたばこ休憩を推奨する意図ではないというが、喫煙者を擁護するとも取れる内容が炎上。「たばこ休憩をずるいっていう奴らはお菓子休憩取れや!てか机に向かってる時1秒たりとも業務外のことしてないんですか?」という意見の一方、「別にいくら休憩してもいいんだけど、それより戻ってきたときの臭いをどうにかしてくれ。臭い抜けるまで帰ってこないで」「たばこ休憩の何が嫌かって、たばこ休憩の間仕事してないじゃん!ずるい!とかじゃなくて、『問い合わせの電話をまわしたいのにいない』『ちょっと聞きたいことがあるので戻るのを待つ』みたいな些細な停滞が1日何回もあること」と反発の声が上がっている。
たばこ休憩をめぐる論争に、サイバーセキュリティークラウド代表取締役の大野暉氏は「どのような働き方をしている時に一番パフォーマンスが上がるのか。そのペースは人それぞれあると思う。事前の声がけなどマナーがあれば円滑に回るのでは」とコメント。一方、経営者としては苦い経験もあったといい「20歳ぐらいでまだ会社が全然うまくいっていない時、喫煙所でたくさんのメンバーがたばこを吸っていた。そこで会社や僕自身への不満がたくさん言われていると社員から聞いて、会社経営としてはポジティブな会話をしてもらえると嬉しい」と訴えた。
(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)







