1月20日の大相撲初場所八日目(中日)は天皇、皇后両陛下が観戦される「天覧相撲」となった。両陛下が観戦されるのは2017年1月以来2年ぶりで、即位以来23回目。4月30日での退位が決まっており、これが“平成最後の天覧相撲”となったことから、両陛下のご入場、さらには結びの一覧でご退場の際には、館内のファンが総立ちとなり、大きな拍手が巻き起こった。
 この天覧相撲に思い出を語ったのが、AbemaTVの中継で解説を務めていた元大関・霧島の陸奥親方だ。昭和後期から平成初期に「和製ヘラクレス」の異名を取るほど盛り上がる筋肉とパワフルな相撲、ルックスで人気を博したが、なんと天覧相撲では14連勝した経験がある。「7連勝くらいしてから、自分が力を貸してもらっている感じがして。『今日は勝てるな』と。自分の力になっていました。独特の雰囲気なんですよね」と当時を振り返ると、「昭和天皇は土俵入りから見に来られたので、土俵入りから緊張していました」というエピソードも披露した。