将棋の藤井聡太七段(16)が1月24日、竜王戦4組ランキング戦の1回戦で村田智弘六段(37)に126手で勝利し、広瀬章人竜王(32)への挑戦に向けて、順調なスタートを切った。藤井七段は公式戦9連勝となった。
藤井七段は、2016年度は6組ランキング戦で6連勝、2017年度は5組ランキング戦で5連勝し、いずれも優勝。本戦出場とともに、2期連続で昇級を果たした(本戦はいずれも2回戦で敗退)。この日の勝利で、3期に渡りランキング戦では無傷の12連勝を飾ったことになる。3期連続での優勝・昇級、さらには本戦を勝ち抜いて竜王挑戦を目指す藤井七段が、まずは確実に一歩前進した。対局後には「まだ始まったばかりですが、これから先は長いですが、次の一局に全力を尽くして上を目指せるようにしたいです」と語った。
竜王戦は1~6組に分かれ、各組の成績上位者が本戦に出場。3~6組は優勝者のみが、変則的なトーナメントとなる本戦に進む。藤井七段が挑戦権を得るには、まず3組で優勝し本戦への出場権の獲得が必要。本戦では2回戦から出場となり、5組優勝者と6組優勝者の勝者と対戦、さらには1組の成績上位者たちと連戦を重ねることになる。本戦決勝は、挑戦者を決定する三番勝負となる。
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