アジア王者まで、あと2勝――。王座奪還に向けて好調を維持する森保ジャパンは、昨年9月の発足以来、あらゆるメンバー、組み合わせを試して、1つずつ力をつけながら勝ち進んできた。その中でも、まるで天秤のように釣り合いの取れた柴崎岳と遠藤航のダブルボランチが際立つが、とりわけ守備力の高い遠藤の貢献度は計り知れない。
一目で分かる派手なプレーヤーではないが、そういう選手こそ、指揮官は重宝しているはずだ。
日本最高峰のフットサルリーグにおいて、11シーズン中10回の優勝を誇る王者・名古屋オーシャンズにもそんな選手がいる。球際で厳しく戦い、相手の攻撃の芽を摘み、自分たちの攻撃の起点となる選手、安藤良平だ。