大相撲の関脇・玉鷲(片男波)が、13勝2敗で初めての幕内最高優勝を果たした。15年間、一度も休まず土俵に上がり続けた「角界の鉄人」が、史上2番目となる34歳2カ月の高齢初優勝を達成。さらにこの日は第2子が誕生したという、これ以上ない記念日に、玉鷲は優勝インタビューで万感の涙。この様子に館内のファンは拍手喝采し、もらい泣きする人が続出した。インタビューの内容は以下のとおり。
―15年、34歳で初めてつかんだ優勝です。
よかったです!
―今日勝てば優勝という一番でした。気持ちはどうだったですか。
真っ白になりました。でも、頑張りました。
―勝った瞬間はどういう気持ちになりましたか。
やっぱりずっと親方、おかみさんにこの気持ちを早く伝えたいなと思いました。
―土俵下に師匠の片男波親方が座っていました。
うれしかったです。余計気合入れました。
―今も少し目が潤んでいるように見えます。取組終わった後、土俵下で少し目元が潤んだように見えました。その時の気持ちはどうだったですか。
はぁ~。一番最初は感謝の心、それしかないですね。今まで応援してくれたみなさん、本当にありがとうございますと思いました。
―今日、この会場にご両親が来ていました。ご両親の前で優勝を決めました。
本当に生んでくれてありがとうございます、お父さん、お母さん。
―そして家族のことで言うともうひとつ、今日、第2子が誕生しました。優勝と子どもの誕生、同じ日です。
最高です!
―15日間の戦い、どんな戦いでしたか。
本当に長かったです。毎日毎日集中で、今までしていない集中でした。本当に長かったですが、よかったです。この集中を味あわえて、気持ちいいです。
―関脇での優勝ですので、今場所が大関への起点になります。
いや、先のことを考えず、まずは見てよかったなという相撲を見せたいです。
―ひとつ確認ですが、子どもの性別は?
男です!
―会場から大きな拍手をもらいました。
みなさん、ありがとうございます!
(C)AbemaTV