ドラマでも注目を集めた自動運転の農業用トラクター。人間の代わりに機械が自動で作業してくれる、そんな夢のような世界は今や現実のものになっている。農機メーカーとして国内トップを走るクボタが開発した自動運転農業トラクター・アグリロボは、無人で農作業を行う"第1次産業の救世主"、まさに「リアル下町ロケット」だ。
 31日放送のAbemaTV『AbemaPrime』は、自動運転の技術開発の現場を取材した。
 自動運転に必要な3つの要素が、「認知」「判断」「操作」だ。認知は、人間では「視覚・聴覚」にあたるもので、自動運転になるとカメラやセンサー、認知する基準となる地図などのことだ。判断は、人間なら「脳」に当たる部分で、自動運転ではAI・人工知能が判断する。操作は人間だと手やハンドル操作のことで、自動運転では制御システムがハンドル・ブレーキを制御する。例えば走行中に歩行者を発見すると徐々にスピードを落とし、横断歩道の手前でゆっくりストップするという具合に、自動運転車は、車の周りに取り付けたレーダーやセンサー、カメラなどで周囲の情報を分析、それをAIが判断しながらハンドルやブレーキに指令を出すという仕組みになっている。