将棋の棋王戦五番勝負第1局で、渡辺明棋王(34)が挑戦者の広瀬章人竜王(32)に84手で勝利し、7期連続7度目の棋王位に向けて好スタートを切った。
 前日までの対戦生成は渡辺棋王の9勝、広瀬竜王の10勝と拮抗しており、タイトル戦では初対局となったが、中盤からリードを奪った渡辺棋王が、反撃に対しても屈せず、そのまま寄せきった。対局後は「序盤はあまり例がない形だったので、まとめ方に苦労しました。(第2局は)すぐに来週にあるので、この流れで入れればいいかなと思います」と語った。