『クレヨンしんちゃん』の“シロ”を主人公に世界展開目指すアニメ制作へ

　1992年にスタートしたアニメ『クレヨンしんちゃん』。2019年、テレビ朝日開局60周年の年に、人気キャラクターの「シロ」を主人公に世界展開を目指したアニメーションを制作することがわかった。
　ごく普通の野原一家に極々普通に飼われているこの犬は、その名も極々極普通にシロ。どこにでもいる極々極々普通の犬。ただひとつ普通じゃないこと。それは、世界を守るスーパーヒーローなのである――。
　アニメのタイトルは『SUPER SHIRO』。総監督を務めるのは、第41回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞した『夜は短し歩けよ乙女』（17年）、アヌシー国際アニメーション映画祭クリスタル賞を受賞した『夜明け告げるルーのうた』（17年）と、国内外で高い評価を受ける湯浅政明氏だ。湯浅氏は初期から『クレヨンしんちゃん』のTV＆映画シリーズに携わり、作品を支えてきたスタッフの1人。今回、『映画クレヨンしんちゃん　オラの引越し物語～サボテン大襲撃～』以来4年ぶりの「クレヨンしんちゃん」参加で、新たな世界を描く。