Mリーグ機構は、プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2018」2月4日の1回戦に出場する4選手を発表した。この日はリーグ首位を快走するEX風林火山、2位の赤坂ドリブンズ、3位のKONAMI麻雀格闘倶楽部、4位のU-NEXT Piratesという上位4チームの直接対決。2位以下を大きく引き離すEX風林火山からしてみれば、残り8戦がファイナルシリーズへのトップ通過に向けて、ラストスパートとなる。
EX風林火山は、現在5位の渋谷ABEMASに440.1ポイント差をつけており、残り8戦すべてでラスを引くことでもない限り、ファイナル進出は濃厚な状況になっている。ラス回避率9割を誇るチームだけに、守備に徹しても問題ないポイント差だが、ポイントが半分持ち越されるだけに、このポイント差をいかして、リードは広げられるだけ広げるという方針だ。“負けない女”二階堂亜樹(連盟)は、個人3連勝を達成した昨年11月5日以来、3カ月ほどトップから遠ざかっているだけに、ファイナルでの戦いを見据えても勢いをつけたいところだ。
2位の赤坂ドリブンズは、EX風林火山まで268.1ポイント差をつけられている反面、3位のU-NEXT Piratesには88.8ポイント差と、トップラスで逆転の位置まで追い上げられている。チームトップの成績を誇る園田賢(最高位戦)で、実質的な“2抜け”を決められるか。逆にU-NEXT Piratesからすれば、なんとか赤坂ドリブンズを混戦に巻き込みたいところ。終盤に来て冴え渡るネット麻雀界の雄、朝倉康心(最高位戦)への期待も大きい。KONAMI麻雀格闘倶楽部は、百戦錬磨の前原雄大(連盟)が出場。後輩雀士も負けない若々しい麻雀で大量得点を稼げば、1戦で2位浮上も夢ではない。
【2月4日1回戦】※通算129回戦
赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)※個人3位 +171.1
EX風林火山・二階堂亜樹(連盟)※個人13位 ▲2.7
KONAMI麻雀格闘倶楽部・前原雄大(連盟)※個人10位 +32.5
U-NEXT Pirates・朝倉康心(最高位戦)※個人5位 +129.7
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
【2月1日終了時点での成績】
1位 EX風林火山 +358.0(72/80)
2位 赤坂ドリブンズ +89.9(74/80)
3位 U-NEXT Pirates +1.1(72/80)
4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲44.1(74/80)
5位 渋谷ABEMAS ▲82.1(72/80)
6位 セガサミーフェニックス ▲102.7(74/80)
7位 TEAM雷電 ▲220.1(74/80)
◆大和証券Mリーグ2018 7チームが各80試合を行い、上位4チームがファイナルシリーズに進出するリーグ戦。開幕は2018年10月で2019年3月に優勝チームが決定する。優勝賞金は5000万円。ルールは一発・裏ドラあり、赤あり(各種1枚ずつ)。また時間短縮のために、全自動卓による自動配牌が採用される。
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