プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2018」2月4日の2回戦では、赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)が連勝で11勝目。1日で115ポイントを積み上げる勝負強さを見せつけた。
対局者は起家から赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)、EX風林火山・勝又健志(連盟)、U-NEXT Pirates・石橋伸洋(最高位戦)、KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)。
赤坂ドリブンズを率いる越山剛監督は、自身も最高位戦日本プロ麻雀協会に所属する麻雀プロでありながら、サラリーマンでもある“Mリーマン監督”だ。「すごく大事な試合だから園田に託す」と各チームの思惑が絡んでくる終盤戦をチームのポイントゲッターである園田に連闘させた。
東1局、満貫放銃からスタートした園田だったが、東2局、北ドラ3で8000点(+1000点)をアガって即復活。
南場に入ると佐々木と一進一退の攻防を繰り広げ、2500点差の2着目で迎えた南4局。親番だった佐々木がノーテン、園田、勝又、石橋の3人がテンパイだったため、テンパイノーテンで着順が変わり、園田が逆転トップを取った。
監督采配がズバっとハマり、チーム順位こそ2位のままだが、首位のEX風林火山が2連続ラスを引いたため、206.1ポイントを縮めることに成功。1日で62ポイント差まで詰め寄った。
予選首位通過を射程圏内に捉えた赤坂ドリブンズの予選は残り4戦。越山監督はどんな選手起用を繰り出すのか、その采配にも注目だ。【福山純生(雀聖アワー)】
【2回戦結果】
1着 赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)3万2300点/+52.3
2着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)2万1800点/+11.8
3着 U-NEXT Pirates・石橋伸洋(最高位戦)2万700点/▲19.3
4着 EX風林火山・勝又健志(連盟)1万5200点/▲44.8
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
【2月4日終了時点での成績】
1位 EX風林火山 +266.9(74/80)
2位 赤坂ドリブンズ +204.9(76/80)
3位 U-NEXT Pirates ▲26.4(74/80)
4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲40.5(76/80)
5位 渋谷ABEMAS ▲82.1(72/80)
6位 セガサミーフェニックス ▲102.7(74/80)
7位 TEAM雷電 ▲220.1(74/80)
◆大和証券Mリーグ2018 7チームが各80試合を行い、上位4チームがプレーオフに進出するリーグ戦。開幕は2018年10月、2019年3月に優勝チームが決定する。優勝賞金は5000万円。ルールは一発・裏ドラあり、赤あり(各種1枚ずつ)。また時間短縮のために、全自動卓による自動配牌が採用される。
(C)AbemaTV