Mリーグ機構は、プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2018」2月5日の1回戦に出場する4選手を発表した。ファイナルシリーズに進出する上位4チームを決めるレギュラーシーズンも、今日を含めてあと5日。計10戦で、10月からの長期リーグ戦における大きな節目を迎える。組み合わせはリーグ順位1、3、5、7位と、それぞれ状況や条件が異なるだけに、様々な思惑が交錯する戦いになる。
上位4チーム入りに対して、最も状況が厳しいのは現在7位のTEAM雷電。ただ、現状4位のKONAMI麻雀格闘倶楽部も▲40.5とマイナス域で、その差は179.7ポイント。残り3戦で3回トップを取り、あとの3戦をプラスマイナスゼロでしのげれば、手の届く範囲ではある。1回戦に出場する萩原聖人(連盟)も、前回出場でトップを取り「奇跡だとは思わない」と逆転でのファイナル進出を信じて疑わない。
まさにボーダーラインでしのぎを削っているのが、3位のU-NEXT Piratesと5位の渋谷ABEMAS。3万点以上のトップを取れば、50ポイント以上は入ってくるため、渋谷ABEMASもトップ=ファイナル圏内、ということになる。現在6戦連続で連対しているチームリーダー多井隆晴(RMU)が、数々のタイトルを獲得してきた勝負強さをここでも見せるか。U-NEXT Piratesの朝倉康心(最高位戦)は、大事な終盤戦で調子を上げているだけに、ここ一番のトップでマイナスポイントを完済、ファイナル進出を固めるのが狙いだ。
首位を快走していたEX風林火山は、圧倒的なラス回避率を誇ってきたが、前回でまさかの連続ラス。一気にポイントを減らし、2位赤坂ドリブンズに尻尾をつかまれた。チームトップの成績を残す滝沢和典(連盟)の活躍で、再び首位を独走できるか。
【2月5日1回戦】※通算131回戦
EX風林火山・滝沢和典(連盟)※個人2位 +233.0
渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)※個人3位 +200.9
TEAM雷電・萩原聖人(連盟)※個人15位 ▲60.0
U-NEXT Pirates・朝倉康心(最高位戦)※個人6位 +121.5
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
【2月4日終了時点での成績】
1位 EX風林火山 +266.9(74/80)
2位 赤坂ドリブンズ +204.9(76/80)
3位 U-NEXT Pirates ▲26.4(74/80)
4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲40.5(76/80)
5位 渋谷ABEMAS ▲82.1(72/80)
6位 セガサミーフェニックス ▲102.7(74/80)
7位 TEAM雷電 ▲220.1(74/80)
◆大和証券Mリーグ2018 7チームが各80試合を行い、上位4チームがファイナルシリーズに進出するリーグ戦。開幕は2018年10月で2019年3月に優勝チームが決定する。優勝賞金は5000万円。ルールは一発・裏ドラあり、赤あり(各種1枚ずつ)。また時間短縮のために、全自動卓による自動配牌が採用される。
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