Mリーグ機構は、プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2018」2月7日の1回戦に出場する4選手を発表した。現在、リーグ首位のEX風林火山(+218.6)と2位の赤坂ドリブンズ(+204.9)がほぼ横並びの形で、上位4チームまでのファイナルシリーズ進出にあと一歩と迫っている。現在のボーダーラインは、ポイントにしてプラスマイナスゼロよりやや下。2チームとも、今日の2戦を終えて200ポイント台をキープできれば、残り2戦で連続ラスでもプラスはキープできるために、ファイナル進出がほぼ確定する。
EX風林火山からは勝又健志(連盟)が出場。もちろんトップを取れば、その時点でファイナル進出がほぼ決まるが、ポイントをキープさえすれば問題ないだけに、大きなリスクを背負って勝負には出ないものと見られる。赤坂ドリブンズの鈴木たろう(協会)も同様で、ビッグチャンスであれば攻めるものの、リーチ合戦のような斬り合いは望まないところだ。
今日出場する4チームで、最も戦い方が難しいのがKONAMI麻雀格闘倶楽部の佐々木寿人(連盟)。現在、ボーダーラインの真上となるリーグ4位で、わずか26.4ポイント差に5位のU-NEXT Piratesがいる。1局ごとに踏み込むか、踏みとどまるかの難しい選択を強いられる。逆にとにかく攻めたいのがセガサミーフェニックスの茅森早香(最高位戦)。チームは残り6戦あり、大きなトップでいきなりファイナル圏内にも飛び込める状況だが、さすがに▲102.7からポイントを減らすようでは追いつかない。周囲を見渡す3チームをよそに、とにかく攻めの一手でトップをもぎ取れるか。
【2月7日1回戦】※通算133回戦
赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(協会)※個人8位 +80.8
EX風林火山・勝又健志(連盟)※個人9位 +60.9
KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)※個人4位 +159.8
セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)※個人11位 +19.7
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
【2月5日終了時点での成績】
1位 EX風林火山 +218.6(76/80)
2位 赤坂ドリブンズ +204.9(76/80)
3位 渋谷ABEMAS +55.4(74/80)
4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲40.5(76/80)
5位 U-NEXT Pirates ▲66.9(76/80)
6位 セガサミーフェニックス ▲102.7(74/80)
7位 TEAM雷電 ▲268.8(76/80)
◆大和証券Mリーグ2018 7チームが各80試合を行い、上位4チームがファイナルシリーズに進出するリーグ戦。開幕は2018年10月で2019年3月に優勝チームが決定する。優勝賞金は5000万円。ルールは一発・裏ドラあり、赤あり(各種1枚ずつ)。また時間短縮のために、全自動卓による自動配牌が採用される。
(C)AbemaTV