将棋の棋王戦五番勝負第2局で、渡辺明棋王(34)と挑戦者の広瀬章人竜王(32)が現在対局中だ。第1局は渡辺棋王が勝利しており、連勝となれば7期連続7度目の棋王位に王手をかける。
 両者とも今年度はトップ棋士との対局が続く中でも、好成績を残している。渡辺棋王は前日まで31勝8敗、勝率.795で、B級1組では10戦全勝してA級復帰を決めた。久保利明王将(43)に挑戦している王将戦七番勝負でも3連勝。二冠に王手をかけている。広瀬竜王は、昨年末に初の竜王位を獲得したことを筆頭に、全棋士最多の54局、39勝をマーク。順位戦A級でも上位で争い、佐藤天彦名人(31)への挑戦の可能性も残している。