Mリーグ機構は、プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2018」2月11日の1回戦に出場する4選手を発表した。いよいよ残り2日となったレギュラーシーズン。リーグ3位の赤坂ドリブンズ、4位のKONAMI麻雀格闘倶楽部、7位のTEAM雷電は、この日が最終日となる。同2位の渋谷ABEMASを含め、ファイナルシリーズ進出に向けて、チームごとの思惑が交錯する戦いが繰り広げられる。
なんといっても上位3チームは、ファイナルシリーズ進出が目前だけに、明日12日の最終日を、安泰の位置で迎えたい。まず2位の渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)は、現状維持さえすれば、チームのファイナル進出はほぼ確実になる。避けるのはチームとして連続ラスを引き、リーグ4位になることだけ。ポイントを伸ばして2位維持となれば、十分に役割は果たしたことになる。
3位の赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)、4位のKONAMI麻雀格闘倶楽部・前原雄大(連盟)は、まさに生き残りをかけたガチンコ対決だ。リーグ4位のままだと、最終日に試合を残している5位のU-NEXT Piratesのターゲットになってしまう。連続トップで100ポイント以上が詰まる計算で、現状では4位のKONAMI麻雀格闘倶楽部とU-NEXT Piratesの差は167.2ポイント。100ポイントを切っての4位で待つのは不安だけに、その状況になることだけは避けたいだろう。
TEAM雷電・瀬戸熊直樹は、奇跡の大逆転だけを目指す戦いになる。ファイナル進出へのわずかな望みをかねえるためには、KONAMI麻雀格闘倶楽部に連続ラスを引かせつつ、かつ自ら連続の大トップを取る必要がある。その差は308.8ポイント差。2戦連続で8万点台のトップというような大きなものが求められるが、過去に8万点台トップは出ているだけに、わずかな可能性に最後までチャレンジする。
【2月11日1回戦】※通算137回戦
赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)※個人4位 +200.8
KONAMI麻雀格闘倶楽部・前原雄大(連盟)※個人10位 +24.3
渋谷ABEMAS・松本吉弘(RMU)※個人11位 +9.0
TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)※個人20位 ▲267.1
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
【2月8日終了時点での成績】
1位 EX風林火山 +328.8(78/80)
2位 渋谷ABEMAS +178.3(76/80)
3位 赤坂ドリブンズ +68.9(78/80)
4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +28.0(78/80)
5位 U-NEXT Pirates ▲139.2(78/80)
6位 セガサミーフェニックス ▲184.0(78/80)
7位 TEAM雷電 ▲280.8(78/80)
◆大和証券Mリーグ2018 7チームが各80試合を行い、上位4チームがファイナルシリーズに進出するリーグ戦。開幕は2018年10月で2019年3月に優勝チームが決定する。優勝賞金は5000万円。ルールは一発・裏ドラあり、赤あり(各種1枚ずつ)。また時間短縮のために、全自動卓による自動配牌が採用される。
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