本日2月13日の俳優・加藤諒の29回目の誕生日を記念し、映画『翔んで埼玉』より、加藤演じる下川信男版のキャラクターポスターが解禁となった。
2月22日(金)公開の同作の原作は累計発行部数は66万部を超える魔夜峰央(まやみねお)の『このマンガがすごい!comics 翔んで埼玉』(宝島社)。埼玉県人の愛と革命の物語だ。その昔、埼玉県人は東京都民からそれはそれはひどい迫害を受けており、身を潜めて生きるしかありませんでした。「ダさいたま、くさいたま、田舎くさいたま」等と罵られ、「さいたま」と口にするだけで“口が埼玉になる”とまで恐れられ、さらには彼らが東京都に出入りするには、通行手形がないと出入りすら許されない程の扱い。東京屈指の名門校で生徒会長を務める壇ノ浦百美(二階堂ふみ)は、東京都知事の息子であることを鼻にかけ、とりわけ埼玉県人には横暴な態度をとっていたのだが、ある日転校してきた帰国子女の麻実麗(GACKT)の登場により次第に心変わりしていく。実は、何かと埼玉県人を庇う麗の正体は、東京都知事となって埼玉県の通行手形撤廃を野望とする埼玉県人だったのだ……。
映画『翔んで埼玉』以外だけでなく『パタリロ!』にも出演し、≪魔夜峰央の世界観を構築する上では欠かせない存在≫と言っても過言では無い加藤。このたび、劇中で加藤が演じる【Z組・下川信男】版のキャラクターポスターを満を持して初解禁となった。
これまで作られていたキャラクターポスターは壇ノ浦百美(二階堂ふみ)、麻実麗(GACKT)、阿久津翔(伊勢谷友介)、埼玉デューク(京本政樹)の4名合計8種。
それぞれ、劇中で繰り広げられる印象的な台詞が、美麗で豪華絢爛なデザインと一体化したものとなっている。だがしかし……今回発表されるビジュアルはご覧の通り、完全に前述のキャラクターポスターとは一線を画す、何とも言えないものに。というのも、下川信男が所属するZ組とは、生まれが埼玉県で東京に移り住んできた生徒で構成されるクラス。東京都民の校舎とは別のボロボロの小屋で椅子もなく地べたに座って勉強をしている……という設定なのだ。そのせいだろうか、朽ち果てたような木の枠、背景もなんだか若干汚れているように見受けられる……。ただ、それであっても意志の強さを感じる瞳で「何もなくたってさ、住みやすくていい所じゃんかよ!埼玉ってさ!」、「俺たちは、ダサイタマなんかじゃない!」と訴えかける様子は、本作で描かれている埼玉とその主張を表現しているだけでなく、ここから何かが起こることを感じさせるような……そんな気配さえ感じる逸品だ。
次は一体、どんな情報が翔び出すのか。まだまだ小ネタが潜んでいそうな映画『翔んで埼玉』に注目だ。
ストーリー
娘の結納のため一路東京へと向う、埼玉在住の菅原家。その道中車内のラジオで、ある伝説の物語が流れ始めた。それは、東京屈指の名門校・白鵬堂学院を舞台に、生徒会長・壇ノ浦百美(二階堂ふみ)と、アメリカ帰りの転校生・麻実麗(GACKT)の出会いから語られる――。見るからに東京都民の麗は、実は手形制度の撤廃を求める“埼玉解放戦線”のメンバーだった。埼玉県人を庇い立てする麗を怪訝に思っていた百美だが、何故か麗に心を惹かれていき、次第に東京と埼玉、そして千葉までも巻き込んだ抗争に巻き込まれていく――。
(c)2019映画「翔んで埼玉」製作委員会