“DDTイズム”で丸藤正道に対抗! 遠藤哲哉、会見中に“もぐもぐタイム”でタンパク質補給
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(弁当をめぐるやり取りを展開した遠藤と丸藤。DDTならではの光景だろう)

 豪華カード、異色カードが並んだDDTのビッグマッチ、2月17日の両国国技館大会でセミファイナルに組まれたのは、丸藤正道vs遠藤哲哉のシングルマッチだ。丸藤はプロレスリング・ノアの、というより日本マット界を代表する名レスラー。身体能力、センスは圧倒的、近年は円熟味も感じさせる20年選手だ。

 そんな丸藤と闘う遠藤はDDT屈指の人気選手。団体の頂点であるKO-D無差別級王座こそ戴冠していないものの、常にトップ戦線で闘い、両国メインの経験もある。最大の武器は空中殺法だが、最近はインサイドワークや絶妙な“笑い”の感覚も印象に残る。遠藤にとっては、ここからさらに飛躍するきっかけにもなりうるのが今回の丸藤戦だ。キャリアでは大きな差があるからこそ、丸藤に対抗しうる武器をチョイスすることも大事になってくる。

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(わさびふりかけを味見させてもらう丸藤。このあたりも駆け引きか)

 そこで遠藤が選んだのは“DDTらしさ”だったようだ。ケガから復帰したばかりの丸藤を「俺の試合にちゃんとついてきてほしい」、「フィジカル面では俺が圧倒的に優勢」と挑発しつつ、試合決定時の丸藤のコメント「足りないものを教えてやる」を引き合いに出して「教えてもらいたいのは女性の口説き方ですかね。丸藤さんはモテると思うので」と話をそらす。

 さらに会見中に鳴ったアラームを合図に、会見中にもかかわらず自作の弁当を食べ始めた遠藤。カード決定会見ではノア・内田雅之会長(当時)の前でもやらかした、1年遅れの「もぐもぐタイム」である。

“DDTイズム”で丸藤正道に対抗! 遠藤哲哉、会見中に“もぐもぐタイム”でタンパク質補給
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(DDT新世代ではタッグ王者組のMAO&マイク・ベイリーにも注目。防衛戦を控え、1月の大阪大会では急きょシングルマッチを行なった。理由はダブルヘッダーで東京から移動する際、間違えて「こだま」に乗り込み会場入りが2人だけ遅れたため)

 ちなみに遠藤の場合、補給するのは炭水化物などの糖質ではなく、牛肉などのタンパク質。フィジカルの強化に余念がなく、無駄のない筋肉美もファンに人気の遠藤は、決まった時間に栄養補給することを欠かさない。たとえそれが会見中であっても、だ。遠藤にすれば「DDTの会見とはそういうものだ」という主張でもあるだろう。

 この遠藤の行動に、内田氏は「常識を逸脱しすぎてる」と呆れていたが、丸藤は乗っかる形で対抗してきた。弁当を広げた遠藤に「メシ食う前にやることあるだろ!」とウェットティッシュを差し出し「ちゃんと手を拭け。インフルエンザで試合できなくなったら元も子もないだろ」。的確すぎるアドバイスに加えて、遠藤が取り出したわさびふりかけを味見。その上で「若くていい選手と闘うことで、自分の成長が止まりかけていたところでもう一つ上に行けるかもしれない」とも。

 2つの会見の時点で、すでに主導権争いが激化していると言ってもいい。遠藤はリングの上でも“DDT”を丸藤に叩き込むことができるか。まさに大勝負だ。

(C)AbemaTV

写真:(C)DDTプロレスリング


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DDT「Judgement2019~DDT旗揚げ22周年記念大会~」両国国技館

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