将棋の広瀬章人竜王(32)が2月19日、王座戦二次予選で千田翔太六段(24)と対局中だ。広瀬竜王は今年度の対局数(56局)、勝利数(40勝 藤井聡太七段と同数)で、主要成績2部門でトップに立っている。残り約1カ月半となった2018年度、さらに数字を伸ばせるか。
 広瀬竜王は昨年12月、羽生善治九段(48)との激闘を制して、初の竜王位を獲得。年度成績でも2部門トップであることから、一気に二冠を獲得した豊島将之二冠(28)、二冠寸前の渡辺明棋王(34)らとともに、最優秀棋士賞の有力候補だ。ただ、二次予選から出場する王座戦ではタイトルに縁がなく、ここまで挑戦の経験もない。対戦相手の千田六段との対戦成績でも1勝3敗と負け越しているが、同局でどんな戦いを見せるか。持ち時間は各5時間で、広瀬八段は後手番。AbemaTVではこの対局を終了まで生放送する。