
昨年3月、愛媛県の農業アイドルグループ「愛の葉Girls」の元メンバー・大本萌景さんが自殺した。遺族側は、当時の所属事務所や社長らにおよそ9200万円の損害賠償を求めている。
訴訟の第1回口頭弁論が18日、東京地裁で開かれ、訴状などによると、萌景さんが学業などで悩んでいるとき、コミュニケーションアプリのLINEで社長から「ブン殴る」など、威圧的なメッセージが送られてきたという。萌景さんが自殺する前日に学費貸し付けを撤回し、「辞めるなら1億円払え」と言ったとしている。

萌景さんの母・幸栄さんは「事務所を辞めたがっていた萌景を契約で縛り続けました。社長は萌景を裏切ったのです」とコメント。「萌景は、何をしても、戻ってくることは二度とありません。ですが、萌景と同じような夢を持っているたくさんの子どもたちに、私たちと同じような悲しく苦しい思いをしてもらいたくありません」と悲痛な思いを明かした。

これに対し、事務所側は、遺族側の主張を全面的に否定。弁護士を通して「萌景さんの自殺の責任については(所属事務所側に)ない」と主張。遺族側と争う姿勢を示している。
(AbemaTV/『AbemaNews』より)



