違法ダウンロード対象拡大に有識者ら“緊急声明” 「政府の目的みえず、あまりに拙速」 ABEMAヒルズ 2019/02/20 12:10 拡大する 「漫画村」などで社会問題になった海賊版サイトへの政府の対策に批判が集まっている。 これまで違法ダウンロードの対象となっていたのは動画と音楽。今回新たに無断で投稿された静止画も違法ダウンロードの対象となるほか、著作権を侵害するものと知ったうえでスクリーシショットを撮ることも、ダウンロードに含まれるとして違法となる。 この政府の対策に「やりすぎ」と批判の声があがっていたが、海賊版サイトの“被害者”である漫画家らも反発している。『のだめカンタービレ』作者の二ノ宮知子氏は「誰が頼んだよ、こんなの…」、『ラブひな』作者の赤松健氏は「今回の「違法ダウンロードの対象拡大」については、(1)漫画村タイプの海賊版サイトには効果無し、(2)電子書籍ストアの作品スクリーンショットは結局合法のまま、(3)無関係な国民に広く影響が及ぶ…と『副作用が大きい割には薬効が微妙』というマズい構成」とそれぞれTwitterに投稿。また、日本マンガ学会の竹宮惠子会長は1月25日付の朝日新聞で「公権力による強力で広範囲な法制化は、今まで著作権法上グレーな領域で行われてきた個人活動の一切を拒否するものになる。著作権上グレーな領域での活動が文化発展を支えてきた側面も大いにある。一刀両断の法制化は避けてほしい」と訴えていた。 続きを読む