スペインにある銅像が「フレンドリーすぎる」と問題になっている。
その銅像とは、“笑顔で自撮り”をするサタン像。製作者はホセ・アントニオ・アベジャ氏で、「サタンが巨大な水道橋を一夜にして造った」という伝説を記念し、サタンの銅像を制作したという。
しかし、このサタン像に「陽気すぎ」「カトリック教徒にとって侮辱的」「サタンは『忌まわしく卑劣』な存在として描かれるべき」とカトリック教徒が猛反発。設置取り消しを求め、請願書5500人の署名を集めていた。米ニューヨーク・タイムズによると、裁判所はカトリック教徒の申立を棄却し、サタン像の設置が認められたということだ。
この騒動にTwitterのフォロワー数が9万6000人を超える人気アカウントの上馬キリスト教会が言及。「サタンさんって、本当にこのくらいフレンドリーに近寄ってくるからこそ、恐ろしいものなのだと思いますけれど。きっとアダムさんたちもこんな風にフレンドリーな顔で誘惑されて、あの実を食べちゃったんでしょうね」とコメントしている。
また、アーサー・ホーランド牧師も「天使に見えるものが悪魔で、悪魔に見えるものが天使だったりする。詐欺師だってそう。ユーモアが必要で、教会もゆとりを持ったほうがいいと思う」と述べた。
なお、アベジャ氏は「人の感情を害する目的で制作したわけではない。大勢の観光客が自撮りをしてくれると思う」としている。
(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)








