大ヒット中の「劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>」の主人公・冴羽リョウ役など、多くの人気キャラクターを演じる声優の神谷明が、3月1日に生放送されたAbemaTV「声優と夜あそび」にゲスト出演。さまざまな「神谷明伝説」の真偽が番組内で検証される中、「キン肉マン」のキン肉マン(キン肉スグル)役について、キャラクターの知識がないままオーディションに合格したことを明かした。
声優として50年近いキャリアを持ち、数々の名作に携わってきたことで“レジェンド”と評される神谷。この日の「声優と夜あそび」では、そんな“神谷伝説”の数々を本人に直接質問するコーナーが設けられた。
その中のひとつ、「キン肉マンのオーディション当時、キャラを知らずに合格したって本当?」という項目について、神谷は苦笑しながら「本当です」と回答。“伝説”が事実であることを認めた。
神谷は「僕ひどいんだよ。『キン肉マン』を見てなかったし、それでも普通はオーディションのときにキャラを見るじゃない。でも、たまたまなんだけど資料を忘れちゃって」と当時の状況を説明。しかし、セリフだけを読んで「これは面白い!」と感じた神谷が体当たりで演技したところ、「それだ!」と言われ、合格が決まったという。「キャラクターを見ていたら同じ発想ができたかどうか……」と世にも珍しい“怪我の功名”を振り返った。
さらに神谷は「あともうひとつ、『北斗の拳』。あれだって、僕は最初『北斗の剣(つるぎ)』だと思っていたんだよ」という勘違いエピソードを告白。MCの関智一(「ドラえもん」スネ夫役や「新世紀エヴァンゲリオン」鈴原トウジ役など)と木村昴(「ドラえもん」ジャイアン役や「ヒプノシスマイク」山田一郎役など)の爆笑を誘った。
結果的に「キン肉マン」のキン肉マン(キン肉スグル)役、「北斗の拳」のケンシロウ役ともに自身のキャリアを代表するキャラクターになっただけに、神谷は「こんなことあるんだ、って自分でも思います」と不思議な縁を感じている様子だった。
※冴羽リョウの「リョウ」は、遼のしんにょうがけものへん