将棋の順位戦C級1組最終11回戦が3月5日に行われ、近藤誠也五段(22)と杉本昌隆八段(50)の2人が9勝1敗で、B級2組への昇級を決めた。近藤五段は同時に六段に昇段。杉本八段の50歳での昇級は史上4番目の高齢記録となった。船江恒平六段(31)、藤井聡太七段(16)も9勝1敗だったが、前年成績をもとにした順位で及ばず、残留が確定した。
今期のC級1組は、10回戦(1回抜け番)を終えた時点で近藤五段(6位)、杉本八段(7位)、船江六段(14位)、藤井七段(31位)の4人が8勝1敗で並ぶ大混戦に。上位2人が昇級するが、勝敗数が同じ場合は、順位が優先されるため、近藤五段と杉本八段は勝利すれば昇級確定、船江六段と藤井七段は勝利した上での結果待ち、という状況だった。
藤井七段は昨期、10戦全勝でC級2組を1期抜け。今期は2期連続での1期抜けと、師匠・杉本八段との師弟同時昇級がかかっていたが、10回戦で近藤五段に敗れたことが響く結果となった。
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