将棋の藤井聡太七段(16)が3月8日、竜王戦4組ランキング戦2回戦で畠山成幸八段(49)と対局中だ。藤井七段は今年度の成績が41勝7敗、勝率.8542と好調。勝利すると、中原誠十六世名人の年度最高勝率(47勝8敗 .8545)を超えて.8571となる。
竜王戦で2期連続昇級を果たした藤井七段は、今期が4組初挑戦。1回戦では村田智弘六段(37)に勝利し、2回戦に駒を進めた。広瀬章人竜王(32)への挑戦権獲得を目指す本線出場には、今日を含めて4連勝し、同組で優勝する必要がある。
まだ年度内に対局を残している藤井七段だが、今日の対局に勝利すると、年度での最高勝率記録では単独トップに立つ。一方で、非常に高い勝率であることから、残り対局で1度でも負けてしまうと、記録更新は難しい状況だ。快記録に向けて昼食休憩ではサービスランチの「珍豚美人(ちんとんしゃん)」を選択。長期戦に備えて栄養補給した。一方、畠山八段は昼食を頼まなかった。
正午から40分の昼食休憩が終わり、現在は対局が再開。竜王戦ランキング戦の持ち時間は各5時間で、藤井七段は後手番。終局は今夜になる見込み。AbemaTVでは、この対局を終了まで生放送する。