将棋の棋王戦五番勝負の第3局が3月10日、新潟県新潟市の「新潟グランドホテル」で始まった。ここまで渡辺明棋王(王将、34)が2連勝で、7期連続7度目の棋王位に王手をかけている。挑戦者の広瀬章人竜王(32)は、二冠に向けて反撃なるか。
渡辺棋王は昨期、順位戦A級からB級1組に降級したが、今期はそのB級1組で11戦全勝でA級復帰確定。さらに王将戦では、久保利明王将(当時、43)との七番勝負で4連勝し奪取。年度成績では36勝9敗、勝率.800と絶好調だ。
対する広瀬竜王は、昨年12月に羽生善治竜王(当時、48)との七番勝負でフルセットの末、初の竜王位を獲得。対局数(60局)勝数(42勝)で、全棋士トップの成績を残している(勝ち数は藤井聡太七段とタイ)。
棋王戦の持ち時間は各4時間で、先手は広瀬竜王。AbemaTVでは、この対局を終了まで生放送する。
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