キックボクシングの“神童”那須川天心が、今年の初戦で快勝を収めた。
 昨年大晦日、RIZINのリングでフロイド・メイウェザーとボクシングルールのエキシビションマッチを行ない、1ラウンドTKOで敗れている那須川。公式記録には入らない試合とはいえ屈辱を味わい、また注目度も跳ね上がった中での今回の試合だった。
 舞台はホームリングであるRISEのビッグマッチ、大田区総合体育館大会。世界トーナメント-58kg級の一回戦だ。世界中の強豪を集めて、真の世界一を決めるトーナメントで闘いたいというのは、那須川自身が提唱したプランだった。那須川の相手はアルゼンチンのフェデリコ・ローマ。世界タイトルも持つ選手で、68戦と那須川の倍のキャリアを誇る。