3月10日、K-1がさいたまスーパーアリーナでビッグマッチを開催した。
そのメインイベントに登場したのは、現在のK-1のトップスター、武尊だ。昨年は3階級制覇を達成、初の大阪大会も成功させた武尊。今年の第一戦となる今大会では、ムエタイの殿堂ラジャダムナン・スタジアムのフェザー級王者ヨーキッサダー・ユッタチョンブリーと対戦した。
武尊はこの試合を「キャリア、人生の中で大一番」と位置付けていた。それだけにモチベーションも高かったという。実際、リングで向き合ったヨーキッサダーは手数こそ少ないものの隙がなく、ミドルキックも「もらい続けたら腕が折れる」と感じるほど強烈だった。序盤からインローを何発も繰り出していった武尊だが、それは「インローくらいしか出せなかった」からだという。しかも、試合前には右足を負傷していたそうだ。