前頭十六枚目・豊山と前頭十七枚目・千代翔馬(九重)の一番。立ち合いが合わなかった両者がその直後にとった行動に、視聴者が反応する場面があった。
一度目の立ち合いで突っかけた豊山だったが、千代翔馬を目の前に立ち止まると、両手を向けてやさしく「ごめんごめん」と謝罪を入れた。その一方、数回頷いたのち、右手を出して応じた千代翔馬は、豊山のまわしにそっと手を添えて元の場所に戻るようやさしく促すと、審判員を務める元関脇・安芸乃島の高田川親方に向き直って深々と一礼をした。
明かな豊山の突っかけにAbemaTVの視聴者から「これは豊山が悪い」という声も聞かれた一方、二人の礼節をわきまえた振る舞いに、視聴者からは「これは清々しい」というコメントも寄せられた。
なお二度目の立ち合いで正面から当たった豊山は終始、千代翔馬を突いて攻めて主導権を握ると、頭をつけて押し出した。勝った豊山は3勝目をあげ、敗れた千代翔馬は2敗目を喫した。
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