将棋の棋王戦五番勝負の第4局が3月17日、栃木県宇都宮市の「宇都宮グランドホテル」で始まった。同シリーズの成績は、渡辺明棋王(王将、34)の2勝1敗。渡辺棋王は勝てば7期連続7度目の防衛、挑戦者の広瀬章人竜王(32)が勝てば、自身初の二冠に王手をかける。
 渡辺棋王は昨期、順位戦A級からB級1組に降級したが、今期はそのB級1組で史上2人目となる12戦全勝でA級復帰。さらに王将戦では、久保利明王将(当時、43)との七番勝負で4連勝し奪取するなど、年度成績では37勝10敗、勝率.787と絶好調だ。