来日8年、台湾出身女子のトンちゃんが思わず失笑した。彼女が見ていたのは、日本の街中でよく見かける外国語案内。その案内板には、日本語表記と英語、中国語、さらにその行為を表現するイラストが用いられていた。その中に、トンちゃんが目を疑う中国語表記の案内板があった。彼女が指摘したのは「ゴミはお持ち帰りください」の案内板についてである。
「これでは『ごみは歩いてください』になってしまう。ゴミは歩かないんですけどね」という冒頭の失笑とツッコミの原因がそれだ。トンちゃんのツッコミはまだ続く。「お手洗いはございません」の案内を見るなり、「これでは、お手洗いはこの店にはいません」になってしまうと指摘すると、少し間を置いて「オバケみたいなやつ書いていますね」と半ば呆れ気味だ。
極めつけは「トイレットペーパーを持ち帰らないようお願い致します。また、少量ずつお使い頂けますようご協力をお願い致します」の中国語訳。中国語表記を指で追いながら確かめたトンちゃんは、「トイレットペーパーを雇う場合には、少なめでお願いします」と訳すと、笑いながら「トイレットペーパーにどんな仕事させるんですかね……ちょっと意味わからないんですけど」と話した。
この可笑しな事態になっている原因について、お笑い芸人の千原ジュニアは「日本語をまずは英語に訳し、それを中国語に変換している」と話し、自動翻訳が原因であると捕捉すると「中国語を話す人を雇うとお金がかかるので、翻訳アプリなどの自動翻訳を使うことになるのだろう」と自治体の懐事情を察した。
東京大学大学院卒の元日経新聞記者で作家の鈴木涼美氏が「(アメリカの歌手)ブリトニー・スピアーズを自動翻訳すると、スピアーズが『槍たち(槍の複数形)』に変換される」など、自身が体験した可笑しな自動翻訳の具体的エピソードを挙げて話に続くと、お笑いコンビのドランクドラゴン・鈴木拓は「トンちゃんはこれ(誤訳ネタ)でR-1(ぐらんぷり)いけますね」と絶賛していた。(AbemaTV/『Abema的ニュースショー』より)
(C)AbemaTV
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