<大相撲大阪場所>◇十一日◇20日◇エディオンアリーナ大阪
 前頭十四枚目・豊ノ島(時津風)が前頭十三枚目・輝(高田川)に叩き込みで敗れて8敗目、負け越しが決定した。
 立ち合い正面からもろ差しを狙った豊ノ島だったが、輝にいなされると、勢い余って両手が土俵に。館内には悲鳴にも似たため息が響きわたった。
 AbemaTVで解説を務めていた元小結の旭道山は、頭を下げながら叩き込みを放った輝のタイミングの良さを称賛すると、豊ノ島に対しては「足が揃っていた。相手が重たい分、押したい一心で下半身にまで意識がおよんでいなかった」と敗因を指摘した。