20日に行われた大相撲三月場所の十一日目、その横綱土俵入りで館内が騒然とする場面があった。
幕内力士の土俵入り後に行われた横綱・白鵬(宮城野)の土俵入りで共に土俵に上がったのは、露払いを務めた石浦(宮城野)と太刀持ちの魁聖(友綱)。白鵬が力強い土俵入りを披露し始めた次の瞬間、問題の出来事は起こった。
館内に響く“平成の大横綱”への歓声を切り裂くように響いたのは、なんと「石浦コール」だった。何事も無かった、聞こえなかったかのように、表情一つ変えない白鵬の土俵入りは厳かに続けられたが、その最中にも館内からは笑い声が上がり、一時騒然。ようやく館内が静寂を取り戻すと、あろうことか、再び「石浦コール」が響いた。