21日に大阪のエディオンアリーナで行われた大相撲三月場所の十二日目、大関・豪栄道(境川)と対戦相手の関脇・貴景勝(千賀ノ浦)が土俵に上がると、館内がドッと沸いた。
それもそのはず、地元大阪出身・豪栄道の優勝の行方、さらには貴景勝の大関昇進の行方をかけた大一番で、懸賞本数はこの日最高となる「40本」を記録した。その歓声は、土俵上をまわる懸賞旗が3周目に突入した時に起こった。
黙々と仕切りの動作を行う当事者をよそに、ぐるぐると土俵上をまわる懸賞旗を見ながらAbemaTVで解説を務めた元前頭の若ノ城が「時給にしたらどんなもんなんですかね?」と切り出すと、実況を務めた清野茂樹アナウンサーが「場合によっては3秒で勝負が決まりますからね」と応じる。
さらに清野アナが「もの凄くこれ、割がいいといえば割がいいですか?」と若ノ城に投げ掛けると、若ノ城は「そうですね、割がいいですね」と答えた直後に、「でも、そこまで来ないとダメですから」と冷静になって補足した。
しかし清野アナが「時給という世の中の物差しに当てはめると、かなり割が……」と続けると、視聴者から「時給換算するなw」というツッコミも。その後、貴景勝を叩き込みで下した豪栄道が勝ち名乗りを受ける際、清野アナは「ご覧ください、40本の懸賞を手に入れます」と興奮気味に繰り返していた。
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